Keii-Komura’s diary

思った事感じた事を書いていこうと思います。

虐殺器官とメタルギア

 大好きな作品の一つです。今では様々な形でメディア化されていますが、伊藤計劃さんの作品群の中でぼくが初めて購入し、その日の内に読み終わったのは虐殺器官でした。

 

 罪と罰、生と死、天国と地獄、そして言語と文化。独自の世界観に魅せられて気が付けば読み終わってしまう。伊藤さんはゲーム、メタルギアソリッドに多くの影響を受けてきた作家さんの一人です。伊藤さんはメタルギアソリッドの生みの親、小島秀夫さんと交流があり、お互いがお互いに影響を受けあい高め合っていったからこそ、沢山の素敵な作品が生まれたのではないでしょうか。

 

 ぼく自身がメタルが好きだったので初めて読んだ時は何の違和感も抵抗もなくこの作品を受け入れる事が出来ました。

 

 残念ながら伊藤さんは亡くなってしまいましたが、その遺伝子《ジーン》も文化的遺伝子《ミーム》も時代《シーン》を超えて受け継がれていき、伊藤さんの作品群に散りばめられた意志《センス》を、SFを書いていきたいと思っている人間として後世に伝えていきたいと思います。

 

おこがましいとも思いますが、それでも、だからこそ、と色々思うのです。